Innsbruck | Innsbruck | ||
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14:00 | 22:00 | ||
24C | 44% | 18C | 70% |
11:08分にミュンヘンに着く。もうすでに予定より一日多くドイツに滞在しているのでミュンヘンの観光は諦めてオーストリアに向かうことにする。当初の予定ではザルツブルクであったが、昨日の夜あれこれと考えた結果、インスブルックに行くことに急きょ決めた。特にこれといって理由はないのだが、オーストリアがザルツブルクとウィーンだけではちょっと淋しい気がしたのである。で、11:28分発のECに乗ってインスブルックに向かう。結局ミュンヘンにいたのはたった20分、しかも駅構内だけである。
13:22分にインスブルックに到着する。例のごとくオーストリアシリングを持っていなかったのでとりあえずお金を手に入れなければならない。駅のホールにもワールドキャッシュが使えるATMがあったが、ふたみたいなものがしてあったので故障中かと思い、日本円を15,000円ほど両・ヨする。もちろん一日5,000円で計算して3日間だから15,000円なのである。オーストリアは1シリング約10円なので非常に計算しやすくてありがたい。(追記:このATMにふたがしてあるのは防犯上の理由らしくカードを入れるとふたが開くらしい。オーストリアには結構この手のATMがたくさんあった。)
おなかがすいているので駅にあるお店でピザ一切れと缶入り紅茶の買う。缶入り紅茶はこの旅で始めてみたが(ヨーロッパは本当にジュースの種類が少ない)、甘すぎてあまりおいしくなかった。そして例のごとく荷物をコインロッカーに預け、インスブルックの街に出る。電車に乗っている時から見えてはいたが、本当にすぐ近くにチロルの山々がありすごくきれいですぐにインスブルックが気に入ってしまう。しかも、町中の建物も"いかにもヨーロッパ"というものが多く、はっきり言ってかなりおすすめできる街である。
オーストリア第3の街とはいえ、私たちからしてみればこじんまりした街で、スイスほど俗化されていない点がまたいい。自分個人の意見では日本人、日本語があふれているグリンデルワルドよりもいいと思った。まぁ、これといって見るべき所も多くはないのだがそれはそれでいいのである。
今日のユースも本によると自炊設備がありそうなので駅前のスーパーで夕飯の材料を買っていくことにする。スーパーの中をぐるぐる回っても、パンには飽きたし、ラーメンも売っていなかったので結局またパスタを買うことにする。でも今回はスパゲッティではなくラビオリとトマトソースにしてみる。で驚いたのがオーストリアは物価がとても安かったのである。まぁドイツも食費に関してはそれほど高くはなかったが、ここではラビオリ250gが150円、トマトソース(2回分ぐらい)が150円、プリングルス(日本と同じもの)200円、1リットルのフルーツジュース(100%果汁)が100円と、これだけ買ってたったの約600円である。本当にうれしい限りである。
荷物を取り出して、バスに乗ってユースに行こうとするが、日本語のユースの本や地球の歩き方の情報が古くまた手こずってしまう。まず、駅からRのバスに乗って2つ目のバス停ですぐにおり、そこでOのバスに乗り換えてJugentherbergeというバス停で降りるの正しい。17:00からレセプションが開くところを17:05分ぐらいに到着する。今までのユースはすべて、行く前に電話で空きがあるか確認していたのだが、今日ははじめてそれをしないで直接ユースに来たのである。そのため無事泊まれるのか心配だったが、結構すいているらしく問題なかった。
ここはシーツ、朝食込みで145ATSなので結構安い方だと思う。6人部屋で6人とも埋まっているがまぁそれほど問題ではない。しかし、やっぱり落とし穴はあったのである。といっても大したことではないが、シャワーを浴びようと思ってシャワー室に行くがいっこうにお湯が出ないのである。いったん脱いでしまった服をまた着て、レセプションに言いに行く。すると「何分間か出しっぱなしにしてみて」と言われ10分ぐらい待ってみるが、やはりダメである。もう一度レセプションに言うと「点検をするから30分ぐらい待っててくれ」と言われる。結局、それから20分ぐらいしてやっとシャワーが使えるようになった。
さらに次は洗濯。まず洗濯機がキッチンにあることはなんとか見つけた。しかし、2台あるのだが両方ともウォッシャーにしか見えない。そこでレセプションにドライヤー(乾燥機)はないのか?と聞くとなんと一台で洗濯機と乾燥機の両方をこなす機種だということがわかる。はっきり言ってこれには驚いた。値段は45ATSなのでまぁまぁ妥当なせんか?
今度は料理である。2台しかコンロがなく二つとも使用中だったのでしばらく待つことにする。一人のイタリア人(男)の人がすごい凝った料理を作っていて、そこにいた人4人でそのことについて話が始まり、なかなかおもしろかった。もう二人はフランス人女性、とケニヤ人学生だったがみな英語がうまく、やはり英語の重要性を再認識する。夕飯を食べ終わった頃、洗濯も終わったので次は乾燥にはいるのだが、このときにふたをひっくり返してまたスイッチを押すと乾燥機に早変わりするのである。乾燥が終わるまでさっきのフランスの人と話を少ししたのだが、彼女はフランス語、英語、ドイツ語を話せると言っていた。しかも単に話せるでなく、どれもすごく流暢なのである。実際その後、カナダ人の女性も来てその人と話し始めたのだが、自分にはついていけないスピードであった。そうかと思うとおじさん相手にドイツ語でこれまた普通のスピードで話しているのである。本当にただただうらやましい限りであった。
このユースホステルは日本語のユースホステルの本にはオーストリア一デラックスだと書いてあったが、確かに建物は大きく部屋数は多いが設備的にはちょっと古くそれほどでもないと思う。というか北欧やドイツのユースが良すぎたためそう感じてしまうのかもしれない。