9月12日(第40日目)


VeneziaMilanoMilanoMilano
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最後にまたベネチアでの印象を悪くしてしまった。というのもトレーナーをユースに忘れてきてしまったのだ。これに関しては100%自分の落ち度だが、最後までベネチアではついていなかった...

今日もとても暑くトレーナーなどいらないが、唯一アンドラだけはTシャツだけでは寒いと思うので、どこかで上着を一枚買わざるを得ないだろう。とりあえずイタリアと南仏ではTシャツでも間に合いそうなので、上着の購入はもうちょっと待つことにする。

今日はMilanoに行く予定だが、駅にある時刻表には特急らしき列車にRとRが□で囲われた二つのマークの2種類がある。基本的に(今までは)Rのマークは予約が必要な列車でいままでも何回か乗ったことはある。しかし、説明がイタリア語で書かれていてよくわからないし、予約は1時間前まえで締め切られるみたいなこともちょこっと聞いていたので、結局このR付きの列車に乗ることを諦める。しょうがなくIRでちんたらMilanoまで行くことに決める。到着予定が13:45分なのでベネチアの駅でパンとお菓子を買っておき、車内で食べることにする。

予定より10分ぐらい遅れてMilanoに到着する。確かにMilanoの駅はすんごい立派である。ここも例によってコインロッカーはなく手荷物預かり所なので、荷物をどうにか一つにまとめる。まぁ、トレーナーもなくなってしまったのでなんとかまとめ、5,000リラで済ます。Milanoの街も暑く列車も長かったのでいきなり駅前のマックに入って休憩をする。バニラシェイクのSが2,800リラ。よくよく考えてみるとこの旅に出てはや40日近くが経つが、一日たりとも"休日"をとっていないことに気づき、そう思うとなんか疲れがどっとできた。

Milanoにいながらもったいないと思うかもしれないが、やはり休息も必要である。幸いファッションやショッピングには興味はないし、第一そんなお金はないので、今日はドゥオモをメインに軽く観光して終わりにしようと思う。普段ならいきなり地下鉄などは使わずに歩いて観光に出かけるところだが、本当にだるいので今日は地下鉄を使ってドゥオモまで行くことにする。

地下鉄の階段を上がると、もう目の前にあのミラノのドゥオモがそびえ立っているのである。はっきり言ってこのドゥオモは別格であり、他のどの建築物とも比較にならないほどすごいのである。中にはいる前に外を一周したのだが、外壁の彫刻の細部まで本当に細かくただあ然とするしかない。内部は内部であのステンドグラスである。極めつけは屋根に登れると言うことである。エレベーター(8,000リラ)で途中まであがり、そこから歩いていくのだがこんな作りの建物は見たこともなく考えもしたことがない。結局このドゥオモに1時間半ぐらい費やしてしまった。その後、隣にある高級そうなデパートにショッピングではなくトイレを拝借するつもりで入ってみる。で、このデパート大げさな話ではなく3~4割の客が日本人(か韓国人)という有様である。店内にはもちろん日本語の案内板や日本語のパンフレットまで備えつけられていた。

スフォルツェスコ城まであるって行くが、時間が遅かったためすでに閉まっていて内部を見学することはできなかった。しかし、この城の前のちょっとした広場でadidasがスポンサーになってバスケットボールやバレーボール、フリークライミングなどの大会が行われていて結構盛り上がっていた。そこからまた歩いてサンタ・マリア・デレ・グラツィエ聖堂に行く。ここはレオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」があることで有名なのだが、その絵が見られるのは、地球の歩き方には8:00~13:15分とあったので見られないのを承知で行ってみる。教会はまだ開いていて中に入れたのだが、絵はその隣にある建物にあるのである。地球の歩き方(96~97年度版)には6,000リラと書いてあったが、今日見たら(入れなかったが)12,000リラとなっていた。たった2年間で料金を2倍にするとはなんかちょっと納得いかない。

今日は早く帰ってゆっくりするつもりだったが、なんだかんだで結局7時近くになってしまった。地下鉄の乗って駅に戻り、夕飯用にサンドイッチとジュースを買って、荷物を引き取りユースに向かう。今日の朝、このユースに電話をしたところ、名前も聞かれず6時過ぎにくればokみたいな感じだったので、たぶん一杯になることはあまりないのだろう。8時近くにユースに着くが、なぜかReceptionに日本のパスポートのコピーがあるのである。で、何かと思ったら、パスポートを預けなければいけないシステムらしい。これも今まで泊まったユースにはないシステムである。このユース、ユースの本にはランドリーマークがあったので、洗濯をする予定だったのだが、故障中で現在使えないらしい。しかし、つい最近故障したという感じではなく、壊れたままずっと放置している印象を受ける。しょうがなく手で洗って干すことにする。北欧のユースとかを経験した後だと、イタリアのユースは本当に安かろう悪かろうの印象を受けてしまうのである。

結局なんだかんだで、たいした休みにもならずに9月12日は過ぎてしまった。



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