8月16日(第13日目)


AntwerpenAmsterdam
9:0021:00
26C56%25C60%

今日の夜はとてもよく寝られた。8時前に起き、Willと一緒に朝食に行く。内容はパン3種類、コーヒーor紅茶、オレンジジュース一杯、ジャム、チーズ、バターといった具合である。まぁ、一泊430BFrの宿だからこんなもんだろう。いや、これから考えるといままでの宿はホテルというわりには良くなかったようなきがする。9:20分頃宿を出て、途中でWillとの別れを惜しみつつ駅に向かった。彼は後二日ほどここに泊まってアントワープ見学をするそうである。

9:54分アントワープ発アムステルダム行きのICに乗り、この旅の5ヶ国目となるオランダ(Netherlands)はアムステルダムに向かった。12時過ぎにアムステルダム中央駅に到着する。この駅は東京駅のモデルになった駅だそうだ。そういわれてみると確かに似ているような気はする。お腹がすいたので駅構内のパン屋でピザとジュースを買って食べることにするが、これで400円ぐらいするので物価はあまり安くないようである。とりあえず、駅のコインロッカーに荷物を預け(5G)今日の宿探しをすることにする。ユースに電話をしようとするが、公衆電話のほとんどすべてがコインが使えなく、テレフォンカードを売っているお店を探しつつ、駅前通りを進んでいくことにする。kioskで売っていたのだが、25Gのものしかないと言われた(と思う)。そんなに必要はないと思ったが他の店を探すのも面倒なのでしょうがなく買うことにした。

さっそく2つあるユースのうちの一方に電話してみると今日は一回でつながった。しかも空いているとのこと。はっきり言ってアムステルダム中央駅が若者旅行者でごった返していたので、まさかユースが空いているとは思わなかったのでとてもラッキーだった。しかし、ユースの人は「2時までにユースに来い」というので、それを過ぎるとキャンセルにされてしまうのかと思い、急いで駅に戻り荷物を持って、路面電車を使ってユースに向かった。日本語版のユースの本に地図が載っていたので間違えずにたどり着くがまたもやアクシデントが発生する。その地図の場所にあったユースは現在改装中でそこから少し行ったところに臨時で営業しているらしいことが、書かれていたのである。確かにユースの人が電話口でなんか行っていたが、単に行き方を説明してくれているのかと思い、あまりまじめに聞いていなかったのがいけないのだと思う。そこからさらに10分ぐらいあるって2時ちょうどぐらいに何とかユースにたどり着くことができた。

レセプションに行くと、直接ユースに来た人たちが「満室です」と断られていた。つまり間一髪間に合ったといった感じだった。さっき電話したものですといって無事チェックインできたのだが、あと30分遅かったら自分もだめだったと思うとほんとに運がいい。荷物を置いてさっそく市内見学に行くが、アムステルダムはほんとに人が多い。もちろんパリやロンドンと較べてはいけないが、なんかごみごみしているといった感じだ。初めは「アンネフランクの家」に行くことにする。実はアンネの日記はまだ読んだことがないのだが、とりあえずここだけはおさえておくべきところだと思いトラムを乗り継ぎ行ってみる。するとやはりすごい行列ができていて中にはいるまでに30分近く待たされたあと入場料10G払い中に入る。この中も人と暑さのせいでサウナみたいだったが、「回転本棚」や「急な階段」などがあるほか、歴史的背景などが書かれたパネルがあったりと当時に関する資料館的存在となっていた。(注:帰国後、読み始めました。みなさんも是非読みましょう。さらに追記:絶対に読んでから行くべきです!)

そのほかにアムステルダムで有名なものとしては"飾り窓"があるが、地球の歩き方にもそれほど危険ではないと書かれていたので、「明るいうちなら平気だろ」と思い行ってみることにする。場所は本当に中心街の近くで、感じとしては新宿歌舞伎町みたいなものか?感想はというと...思っていたものと全然違うといった印象である。なんか拍子抜けというか、そのあまりにもあっけらかんとしたお姉さんに感心してしまう程である。確かに観光客らしき人ばかりで全然危ないといった感じはしないのだが、ほんとのところはわからない。しかし、一方でこの近辺には「sex shop」みたいな看板があちこちにあり、やはりオランダなんだなぁ思ってしまった。もちろんこの国では一部のドラッグは合法であり、これら様々な理由から世界中の若者が押し寄せ来るというのも何となくうなずける。

しかし、みなさんの中にはオランダ=風車、チューリップというイメージを持っている方も少なからずいると思う。はっきり言ってこれは古き良き時代のものであると思う。確かにチューリップはその時期に来ればみれるかもしれないが、風車にはちょっとがっかりした。地球の歩き方に「風車をみたいならザーンセ・スカンス」と書いてあったので、電車に乗ってそこに行ってみることにした。確かに風車はあるもののなんか違うような気がするのである。まぁ、一言で言うと「オランダ版小さな江戸村」といった感じでなんとなくわざとらしいのである。あと、地球の歩き方に載っているせいか、日本人に結構あった。というよりも日本人と韓国人が大半であった。恐るべし地球の歩き方である。

疲れたので宿に帰ってみると20:30分なのにすでに二人の人が寝ていた。ちなみに今日の部屋は6人部屋である。静かにシャワーを浴び、自分も寝ようとすると残りのもう二人が帰ってきた。このときすでに21:30分、ここで寝ていた二人の若者(たぶんイタリア人)が起きだし、これから夜の街に繰り出すという。ちょっとして、さっき帰ってきた二人もまたどこかへ出かけるという。全然遊び方か違う。

★☆公衆インターネット端末☆★
駅前に公衆インターネット端末があった。実は日本にいたときに雑誌で見たことがあったのだが、場所までは書いてなかったので実際に見つけてちょっと驚いてしまった。駅前広場の端の方に公衆電話と並んで置いてあった。さっき買ったテレフォンカードがまだまだ使えそうなのでさっそく使って見ることにした。すると、ちゃんと自分のホームページも表示させることもでき、そのスピードも意外に速いのに驚いた。e-mailも出してみたが説明がオランダ語しか書かれていないので適当にやってみたのだが、あとでユースの受付でそのオランダ語について教えてもらったところうまくsendの方を選んだらしく、無事に送ることができた。
-----------そのときのメールヘッダ--------------
Posted-Date: Sat, 16 Aug 1997 19:29:21 +0200 (MET DST)
Message-Id: <199708161729.TAA14249@mailhost.pi.net>
Date: Sat, 16 Aug 1997 17:29:21 GMT
From: tanaka@ymbll.ei.tuat.ac.jp
Subject: Hello from Amsterdam
X-Mailer: KPN/CPS Internet Kiosk (AD9912)

おまけ
ハンバーガーの自動販売機があった。すぐ近くにお店なんかたくさんあるのに、なぜ?

約23000歩


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