Nice | |
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9:30 | |
26C | 40% |
このユースの目の前にバス停があるのだが、30~40分に1本しかない。8:25分に行った後が9:05分までないのである。かといって歩いて行くのも大変そうなところにユースはあるので、結局、20分近く待つことにする。しかも、駅に行くには乗り換えが必要なので、結局駅に着いたのは10時近くになってしまった。あと、注意しなければいけないのはNiceのバスは、時刻表はあるのだがこの時間というのが始発駅の出発時間なのである。さらにそのバス停までのおよその所用時間が書かれているので、自分で計算しなければならない仕組みとなっている。
駅でパンを二つほど買い列車に乗り込む。出発の20分近くも前だったので自分は席を選べたが、出発間近になるとほぼ満席になってしまった。Niceでは進行方向に向けて座ったつもりだが、途中マルセイユがどん詰まり形式の駅だったので、進行方向が反転してしまい、逆向きに進む羽目になる。どうもこの逆向きに進むのは、気分がさえない。フランス国鉄(SNCF)は時間にもわりと正確だし、乗り心地もいいのでなかなか好感が持てる。イタリアから入ってきたのでとくにそう感じる。
と書いた直後であるが、Montpellierには10分ほど遅れて到着する。Brigitteさんとは"14:30分にプラットフォーム1のボトムで待ち合わせ"と約束していたのだが、35分頃到着したので5分ぐらい遅れてしまった。しかも困ったことにプラットホーム1というのがないのである。というのもMontpellier駅はA,B,Cと振られていた。とりあえず、プラットフォームAのエスカレーターの下で待っていると、2,3分したところで男の人に声をかけられた。その人がレーマンさんで、ブリジットさんのだんなさんである。
彼の話によると道路が渋滞していて今ついたそうである。まぁ、こっちも電車が遅れたのでそれほど待っていないというと安心してくれた。そのまま車に乗って自宅に向かうことにする。駅からは約15分ぐらいでついた。
家に着くとブリジットさんと長男のアーサー君が待っていた。水曜日は学校が休みなので、アーサー君も家にいるそうである。で、このレーマンさん一家は8月17日にこのモンペリエに引っ越してくるまで、アメリカに2年間住んでいたので英語がぺらぺらなのである。なんか会話というより向こうが一方的に話しかけてくるような感じになってしまいちょっとつらい。しかもすでに日本人の知人が数人いるし、日本にも2回ほど来たことがあるので、会話の内容が簡単なものでないためこれまた厳しい。
30分ぐらい家で軽くお話しをした後、4人で車に乗ってモンペリエの市内に出かける。モンペリエも日差しがむちゃくちゃ強かった。サングラスを持っていなかったので、目が痛くなるほどである。モンペリエには水道橋があったのである。その他凱旋門みたいな門をみて、一時間ぐらい経過したところで、弟のレオ君を幼稚園にむかえに行く。
家に帰り、ブリジットさんとレーマンさんが子どもたちに夕飯を食べさせたり、お風呂に入れたりして、さらに彼らを寝かしてからやっと自分たちの夕飯である。庭にバーベキューをするスペースがあり、そこで炭火でお肉を焼いて食べる。野菜をケチャップみたいなもので煮たものと、ポテトフライ、パン、ワイン、チーズが今日のメニューである。なんかこれを外で食べるというのだから非常におしゃれである。このステーキなのだが完全にレアで、本当に表面を少し焼いた程度である。自分はあまりレアを食べたことはないが、二人ともレアのほうがおいしいと言うので自分もこのまま食べることにする。まぁ、郷に行っては郷に従えである。
あと、ブリジットさん一家は猫を2匹飼っていて、その名前が"ミヌー"と"たま"なのである。もちろんたまというのは日本でもっともポピュラーな猫の名前であるということを、他の日本人の知り合いに聞いてつけたそうである。で、ミヌーというのはフランス版"たま"だそうである。
夕飯の後、シャワーを浴び、パソコンを使わせてもらう。もちろんメールを読み書きするためであったが、なんと日本語を読めるようにするプログラムまで持っていたので驚いた。家にはフランス語版Windows95がインストールされていたが、そのプログラムを走らせておくと、(ちょっと化けるが)日本語のページやメールが読めるのである。ここぞとばかりに、一ヶ月半分のメールをダウンロードして読んでしまった。ただし、日本語の入力はできないので、英語で返事を何通か書き、あと、asahi.comなどもすこし読む。何だかんだで、12時近くになってしまったので今日は寝ることにする。