Neumunster | Fredericia | ||
---|---|---|---|
8:30 | 16:00 | ||
23C | 68% | 32C | 40% |
ノイミュンスター10:13分発Padborg行きの列車に乗る。2両編成ではあったが、トイレや自転車を乗せるスペースがちゃんとあるのがすごいと思う。Padborgはドイツとデンマークの国境駅なので、ここで待っていたFredericia行きのIRに乗り変えるのである。IRなど一日数本の列車では乗り換えなしでFredericiaまで行けるものもあるが、自分が乗ったのは乗り換えが必要な便であった。Flensbrugに11:40分頃到着する。ここでなぜか10分ぐらい停車した後Padborgに向けて出発するが、発車してすぐにパスポートチェックをするために3人の係官が回ってきてスタンプを押してくれた。いままで国境を列車で越えたことは何回かあったが、ベルギーからオランダ、オランダからドイツの時などほんとに何のチェックもなかったのでやっぱり北欧はちょっと違うのかもしれない。確かに北欧にはビザがない場合は4カ国で合計3ヶ月間しか滞在できないので入国した際のスタンプが必要なのだろう。
実は時間がちょうどお昼だったのでこのPadborgでなんか食べようかと思っていたのだが、この駅にはそんなお店や設備はなく、一方のホームに入ったら反対側に止まっているデンマークの列車(DSB)が待っていて、みな急いでそれに乗り換えなければいけなかった。結局、何も買うことができずFredericiaに着く13:30分頃までおなかがへったままである。とりあえず無事に7カ国目に入国する。(^^)v
Padborgで乗り継いだ列車がたまたまIC(Inter City)だったのだが、座席やその他の設備が本当に豪華で驚いた。2等の座席でも幅が広く座り心地もよく快適であった。今までいろいろな国のいろいろなタイプの列車に乗ってきたが今までで一番いいかもしれない。しかも2等なのでユーレイルユースパスでも追加料金なしで乗れるのがうれしい。もちろん予定通り13:30分ちょうどにフレデリシアに到着する。2年前にデンマークに来たときはフェリーの区間で急にストライキに当たってしまい、DSBもあまりいい印象ではなかったが、今はDSBが一番いいというのもなんか変である。
Frederisiaの駅と街は思っていたより全然小さく感じた。例のごとくデンマーククローネを持っていないのである。とりあえず駅にあったDSBレストランがカードが使えそうだったので、そこでお昼ご飯を食べることにする。お店の従業員にどこか近くにATMがないか訪ねると5分ぐらい行ったところに銀行があり、そこにATMもあるというのでとりあえずそこに行って、お金をおろすことにする。
駅にあった地図を元にユースホステルまで歩いていこうとするが、看板もなくどうにも見つけることができない。そこで犬の散歩をしていた高校生ぐらいの女の子に聞いてみると、ユースは全然反対の方にあるらしい。その子が言うにはユースは何年か前に引っ越したらしく、駅の地図は昔のままなおしていなかったのではないかと思う。そこからまた20分ぐらい歩いてなんとか今日のユースに到着する。はっきり言って駅から歩いて20分ぐらいで行けそうなところを、なんだかんだで50分近くかかってしまい非常に疲れた。
しかしこのユース新築なだけあって非常にきれいで、部屋から見える景色もなかなかよくちょっと気分をとり戻す。ここのユースは朝食抜きでも泊まれるらしいが、駅までの間に特に食べるところもなかったしユースで食べた方が安いと思い朝食込みにする。これで約2,300円だからやはり今までのユースに比べると約1,000円弱高い。でも北欧は全体的に物価が高いし、何より設備や部屋がきれいなので自分としては満足である。でもここのユースでも「今日の夕飯を食べられるか」と聞くと、夕飯のサービスはしていないとのこと。普通なら諦めてその辺で何か食べられる所を探すが、隣にスポーツジムとボーリング場しかない街のはずれなので、夕飯を食べられそうな所もないのである。
そのかわりユースには自炊設備があるので、途中にあったスーパーまで買い物に行き夕飯をここで作ることにする。歩って15分もかかったが、郊外型の大きなスーパーで何にしようか迷うほどである。日本を発って半月以上になるが、ラーメンが無性に食べたくなりカップラーメンを買うことにする。しかし、カップラーメンには苦い思い出もある。2年前にもデンマークでカップラーメンを食べたことはあるのだが、このときは"とても"まずかったのである。でも、今日見つけたのはNISSINの"CUP NOODLES"という"ブランド"ものなのでまた挑戦しようという気になった。しかも味も4種類ほどあり、日本ではシーフードであろう青いパッケージのものに決める。あと、そのほかにお総菜コーナーでポテトと牛肉を炒めたようなものを買うことにする。これで28Dkrである。カップヌードルのふたには"JAPANSK NUDELRET"と書いてあるので、日本の味に近いことを願いつつスーパーを後にする。
ユースに戻って、お湯を沸かしカップヌードルに入れ、お総菜をレンジで温めて夕飯にする。デンマークと言えばビールであり、ユースにもビールが売っているので一本買って飲むことにする。・・・で、カップラーメンの味であるが「まあまあかな」といったところだろうか。パッケージは青だったのシーフード風味を期待していたのだがごく普通の味だった(日本でいう赤のに近いか?)。ちょっとうす味だったのが残念だった。でも2年前に食べたものよりかはずいぶんとましであったのは言うまでもない。
今日はフランスはパリから来たという青年(21才)と同じ部屋になった。彼もまた自転車で旅をしているそうで、すでに一ヶ月が経過したそうだ。しかもこれからアイスランドに行くという。昨日のエリックといいまったくこっちの人の考えることはスケールが違うと思った。列車でぬくぬくと旅している自分にとっては何とも肩身の狭い感じがしてしまう。しかも彼はアメリカの地図まで持っており「なんでこんなの持っているの?」と聞くと「今度お金が貯まったらいくんだ」という返事。旅をしている最中に、もうすでに次の旅の計画を立てているなんてすごすぎる。私は逆に今回の旅のこと以外は考えたくないと思うのだが...