8月21日(第18日目)


FredericiaHjorring
10:0020:00
25C64%26C50%

こういう旅をしていると曜日の感覚が全くなくなってしまう。はっきり言ってこの日記の日付を書くときにはじめて今日の曜日を知るような感じである。

今朝は7:00に目が覚めるが、朝食は8時からなのでそれまで布団でうだうだする。ここのユースは朝食抜きだと85Dkr、朝食は別で40Dkrなのである。しかしこの朝食、高いだけありいままでのユースの中でもっとも良かった。ユースなのにパン、ハム、チーズは4種類ずつぐらいあり、コーヒー、紅茶(ティーバックが6種類ぐらい)、オレンジジュース、牛乳、シリアル(3種類)、ジャム(数種類)、ヨーグルト(3種類)など、母親といた時のホテルの朝食も含めても最高のレベルにランクされると思う。ここのユースはほとんどが家族連れで自分みたいな若い旅人はあまりいなかった。

9時過ぎにチェックアウトして、近道を通って駅に向かうが、途中ユースに温度計を忘れてきたことに気づき、とりに引き返すというちょんぼをしてしまったが9:40分に駅に着く。10:12分発フレデリクスハウン行きのICに乗り、約一時間ほどでオーフスに着く。また、例のごとく荷物をロッカーに預けて市内見学に行く。駅前の通りがすぐにメインストリートになっていて、なかなかにぎやかである。それに天気が良く日差しが強いため日なたでは結構暑いのだが、ひとたび日陰に入れば涼しいというように、いかにも北欧らしい気候である。

お昼は出店でソーセージとパンを買って食べたが、しょっぱくていまいちだった。ふと思ったのだが、アムステルダムからかれこれ丸4日間(家への電話を除いて)日本語を話していないことに気づく。まぁ、わざと日本人がいないような所に宿をとっているというのもあるが。オーフスはデンマーク第二の街なので、日本人も結構いるかと思ったが全く見かけなかった。これからますますマイナーな所に行くので、いつまで日本語を話さない日が続くことやら。

オーフス14:18分発のICに乗って今度はさらに北のオールボーという街に向かう。15:46分に着くはずであったが、少々遅れて到着する。ここでも荷物を預けて街に出てみる。で、ここオールボーもまた良い街である。新旧がいい感じにマッチングしていて、いい雰囲気を醸し出しているのである。デンマークに限ったことではないが有名な(というかその国で2,3番目に大きい)街なんかでもほんとに小さいのである。なんかこんな街に暮らせたらいいなぁというような街であった。

今日はまだまだ移動が続く。18:51分Aalborg発Frederikshavn行きのICに乗り、Hjorring(本当はoではなくoに/が入っている。発音しらない。これ以降の日記でも綴り、発音は適当です。)に行く。さらにここから私鉄に乗り代えてデンマーク最北端ではないかとも思えるHirtshalsという街まで行く。今日はそこから出ている夜行のフェリーでNorwayに行くというかなりの強行軍である。Hjorringには19:32分に到着し、20:13分発のHirtshals行きの列車に乗る。20時と行ってもまだまだ明るいので、なんかおかしな気分である。

約15分でHirtshalsに着くが、フェリーに乗る場合は終点まで行かず、一つ手前の駅で降りるとフェリー乗り場まで橋を使って行くことができる。20:30頃フェリーターミナルに着くが、人が結構いてちょっと驚く。しかしこの人たちは21:00発の船に乗る人だとわかりちょっと安心する。フェリーはキャビンをとると高いので、もちろんそんなものはとらない。その最低料金は290Dkrだが、ユーレイルパスをもっといるというと50%offにしてくれた。ユーレイルパスのパンフレットにはこの路線は30%offと書いてあったのだが、50%offでやってくれたので、だまっていた。出発が0:45分なのでまだまだ時間はたっぷりある。あまりにもひまなので、荷物をおいてHirtshalsの街まであるって行ってみることにする。

時間が遅かったので、レストランとファーストフードのお店しかやっていなかったので、ここでフライドポテトとビールでも飲んで時間をつぶそうとする。しかし外のベンチに座っていたのだが結構寒かったのでちょっと失敗だった。しかも、なぜかこんな田舎町なのにバイクを乗り回している若者がいて(暴走族みたいなの)、ちょっと驚いた。まぁ、こういう輩はどこにでもいるということか。

フェリーターミナルに戻り、乗船開始とともに中に入っていく。しかし、キャビンをとっていないのでどこに行けばいいのかわからずにしていると、おなじくキャビンをとっていなそうなバックパック姿の女の子がいたので話しかけてみる。彼女も知らないらしく、近くにいた係員に聞いてくれキャビンをとっていない人が使える部屋まで行くことができた。彼女はノルウェー人で一人旅を終えて家に帰るところだという。しかも、ドイツやデンマークをヒッチハイクしながら旅していたという猿岩石の女の子一人旅版みたいな人である。

年齢も自分と一緒でなんと誕生日も私と3日違いということもあり、意気投合し(眠かったが)いろいろとお話をしたり、船内の免税店で買い物をしたいというので自分も代わりに買ってあげたりした(おごったわけではないが)。彼女の家はノルウェーのマンダールという所だそうだ。で、驚いたのがいったん家に帰り、10日間ぐらいしたらまたイタリアの知り合いの家にファームステイに行くというのである。とってもアクティブな人だ。自分もイタリアに9月に行くと言うと「是非寄ってくれ」といって住所と電話番号を教えてくれた。彼女に「学生?」と聞くと返ってきた答えはなんと「旅人(トラベラー)」。レストランなどでウェイトレスをしてお金が貯まったら旅に出るとか、ファームステイをして安く旅をするそうである。しかもヨーロッパだかノルウェーでは珍しくないと言っていた。結局3時頃に寝ようとするが、いす席なのと部屋が寒かったのであんまりよく寝られなかった。5時頃廊下の長椅子に移り6:30分ごろまで寝直す。フェリーは予定通り7:00にKristiansandについた。

彼女の名前はトーニャといい、唇にピアスをしているのがすごい印象的だった。これについて訪ねてみたがなんか濁されてしまった、というか深い意味はないと言っていた。

約26000歩


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