Stockholm | Stockholm | Stockholm | |||
---|---|---|---|---|---|
8:30 | 11:00 | 13:30 | |||
25C | 60% | 27C | 50% | 30C | 30% |
とりあえず駅の地下でトイレとシャワー(25SKr)を浴び、さっぱりする。荷物をコインロッカーに預け、朝食にパンを買って食べる。このとき8時ぐらい。駅のiでMAP(15SKr)を買い、フィンランド(ヘルシンキ)に行くためのフェリーを予約するため、シリヤラインのオフィスの場所を聞く。先ほど買ったマップに印を付けてもらった。途中ストックホルムのメインのiにもよりながら、8:50分頃シリヤラインのオフィスに着く。9:00時からオープンらしいので10分ほど外で待つ。ユーレイルパスを持っていると、最も安い4人部屋で195SKr(約3,300円)で乗船することができる。たぶんこれがフィンランドに行くには最も安い方法だろう。
StockholmとHelsinki間は必ずキャビンをとらないといけないらしいが、StockholmとTurku間では昼便に限りはキャビンをとらなければユーレイルパスでただで乗れる。また夜便でも90SKrで乗れるらしいので帰りはこっちを使う予定である。同じとこを往復するのもつまらないし。
その後、ガムラスタンの方へ歩いていく。王宮や旧市街を見学したあと、市庁舎に行き塔に登ってストックホルム市街を一望する。この塔は途中までエレベーターでいけるのだが、残りはよく分からない彫刻が現れたり、回廊みたいな道を数周回ってやっとこ展望台に着くといった変な作りである。
それにしてもストックホルムは暑い。街にはいろいろなところに温度を表示する電光掲示板があったが11時の段階で27℃もあるのである。まさか8月27日のストックホルムで27℃になるとは誰が予想したことか。さらに13:30分頃には30℃を表示しているのである。14:30分でも29℃もある。まったく信じられない。
途中日本へ電話しようと思い、公衆電話から0081を回すが一向につながらない。今時ヨーロッパで国際電話のできない公衆電話なんかあるはずもないので、もう一度電話の説明書きを良く読む。(もちろんEnglish not Swedish)すると、スウェーデンではInternational Codeは009らしいのである。つまり、009+81ということ。で、そうしたらちゃんとつながった。いままでずっと00がICだったのでほんとにまいった。たいしたことないけど。
実はアントワープの頃から、市内歩き用のバックのチャックが壊れてしまい、とうとうどうしようもなくなったのでここで新しいものを買って交換することにする。このバックは結構気に入っていたのだが壊れてしまってはしょうがない。何件かのお店を見比べた結果、PUBデパートの地下一階のスポーツ用品店でアウトドア用のバック(499SKr)を購入する。せっかくスウェーデンで買うのだからということで、スウェーデン製のものを選んだ。Tax Freeのマークがあったので手続きをお願いした。しかし、バックを入れた袋をシールとホッチキスで留められてやっと気づいた。Tax Freeだとすぐに使えないのである。しょうがなく、戻ってくるはずの50SKrをあきらめるしかなかった。いままで免税手続きをするほど高価なものを買っていなかったので、すっかり忘れていた。
3時ごろStockholm駅に戻り、フィンランドマルッカに両替をしようと思った時に""事件は起きた""。両替を終えてベンチに座ってSKrとFIMをを財布の中で分けていたところ、隣に男の人が座り「日本人ですか?」と聞かれた。(以下、実際はすべて英語)「そうです」と答えると、彼は「自分はサウジアラビア人で日本にも行ったことがある」とかいっていろいろと話してきた。しかしなぜか「日本のお金が見たい」というのである(このとき日本円も財布に入っていた)。で、ちょこっとだけ見せてあげようとすると、 「No problem. No problem.」とか言って全部のお札をとられてしまった。私が返してくれといっても「コインが見たい」とかいって返してくれない。(この時点で何となくやばいということに気づく)その後、彼はお札を数える振りをして、そのお金を落とした。(やっぱり!)自分が拾うと「すいません」とあやまって、まだ「コインはないのか」と聞いてくるので「ない」ときつく言うと、どっかへ行ってしまった。
もう手後れだった。はっきりと日本円をいくら財布を入れていたかは忘れてしまったが、たぶん1万円すられたような気がする。簡単にその辺を探すが彼の姿はもちろんない。また、フェリー乗り場に行くバスの時間も迫っていたので、しょうがなくあきらめることにする。いままで20日間以上全く危ないこともなく、会う人会う人みないい人ばかりだったので、すこし気が緩んでいたのは確かだった。今考えると、本当に間抜けな話である。まぁ、お金だけで命や身体には被害がなかったのでだけ、よかったと思うことにする。これからまだ、一ヶ月以上も残っている旅の良い教訓として、心に留めておこう。
閑話休題
フェリーターミナルには16:00時ごろ到着する。ロビーにはそれほど人がいなく、すでに乗船は開始されていたので、自分も早速乗り込む。やはり、フェリーの中には結構人がいて、お風呂などは15:00時から営業と書いてあったので、少なくとも出発の3時間以上もまえから乗船できるらしい。船内は本で読んだ通りに半端でなく豪華な作りであった。まぁ、二度とこんなすごい船に乗ることもないだろうなぁというすごさだ。風呂、サウナ、プール、レストラン5~7件、 kiosk、さらには美容室まであり、無い物はないといった感じだ。さらに船内中央部分が吹き抜けになっていたりするのである。ちなみにこの豪華船デッキ12まであるので、12階建てのビルが船になったようなものである。さらに全長が200mを越えている!という、まさにお化け船である。
夕飯に久しぶりにビールを飲み、ミートボールのクリームソースがけとマッシュポテトの料理もおいしかったので、今日の疲れといやなことは忘れることにする。
同室の人は年齢不詳のおじさんで、英語も良く通じなそうだし、疲れていそうだったのでたいした会話もせずに寝ることにする。
おまけ:
ストックホルム駅でも公衆インターネット端末を見つけたので、使ってみたが説明がスウェーデン語でしか表示されないのでわからなく、結局メールを送ることは出来なかった。