|
2002/6/3 (MON)
無事、ジョグジャカルタから帰ってきました。
ワールドカップのおかげで、空港での待ち時間も苦ではなかったり・・・!?
+++
昨日のタクシーの運ちゃんが明日もプランバナンに連れて行ってくれるというので、朝9:30分にホテルに来てもらうことにしました。
朝食は一応バイキングというかビュッフェスタイルだったんだけど、まぁまぁかな。毎日あれだったら二日で飽きるだろうけど、今日一日だけなのでとりあえずはオッケー。8時ごろに行ったんだけど、お客は俺を含めて8人ぐらいってとこかな? まぁ、朝食の時間は7時~10時までなので、他にも泊まっている人はいるだろうけど、まぁ空き空きです。
9:15分ごろチェックアウトをしようとフロントに行くと、もうタクシーの運ちゃんは待っていました。ミネラルウォーターの清算だけしてすぐに出発することに。
運ちゃん曰く、「プランバナンは空港よりにあるので先に市内観光の方がいい」とのこと。まぁ、そういうなら特に異論はありません。
で、初めに連れて行ってくれたのが「バチックの製作工房」。バチックとは「伝統的な手法で製作されるろうけつ染」とかいうものらしいですが、まぁ簡単に言うと絹や木綿にロウで模様を書き、その後染色し、ロウを落とし、またロウで絵を描き、染色し・・・とやって一枚の絵を完成させるものです。
こういうのを見るのも、現地の伝統文化に触れるという意味では非常にいい経験となるのですが、なんせ「最後にはなんか買わないといけない雰囲気になる」のが個人的には好きではありません。断ることが苦手な俺は、いっつもこのジレンマに陥ります。
で、初めはタクシーの運ちゃんがこのバチック屋とつるんでいて、俺をここに連れてきたんじゃないのか疑う始末。まぁ、東南アジアだとそんなの当たり前ですからねぇ。日本でも(ほとんど行ったこと無いけど)ツアーの観光旅行だとお土産屋やドライブインに寄るなんてことはありますし。
しかもやっぱり日本語が話せる担当者がいて、バチックの体験や、それぞれの絵などを丁寧に説明してくれます。でも、そこはあんまりインチキくさい店ではなく、なんと地球の歩き方に載っていて、それを見せてくれました。(俺は持っていなかったので)
すると、確かにその店のことが書いてあり、それなりに有名なお店らしいことが判明。よって、タクシーの運ちゃんは本当の親切心から連れてきてくれたんだろうと。でも、店先で"生徒"といわれる人たちが、作品を作りつつ恨めしそうな眼で見てきます。
"先生"といわれる人の作品はUS$40(約5,000円)とか言うのでとてもじゃないけど、いりません。(他にもたくさんあるけど、一応お勧めと言っていたやつを例にとると)。まぁ、US$40というのはあくまでも向こうの言い値であり、それからかなり下がるとは思うんだけど、なんせ欲しいものじゃないから交渉する気にもならないんだよねぇ~。
でも、日本語をしゃべれるあんちゃんがなかなか諦めてくれないので、しょうがなくそのあんちゃんの作品を買ってあげることに。Rp65,000(約950円)でした。あ~あ、また根気負けしちゃった。f(-_-)
タクシーに乗って次の目的地に移動。といってもガイドブックは持っていないので、空港でもらったただのマップに載っている「観光ポイント」らしきところに行くことに。
で、行ったのは"Sultan Palace"っていうジョグジャカルタにあるでっかい王宮。でっかいとはいえ、無駄に敷地がでかいだけで別に建物はたいしたこと無かったです。てゆーか、全体的に大したこと無い。
ここ、入場料がたしかRp7,500だったと思うんだけど、なんと"camera permission"なるものが書いてあり、「Rp500払え」とのこと。適当そうだから、払わなくても平気そうだったけど、たったRp500(約7.25円!!)ぐらい払うことにしました。ちなみにビデオカメラはRp1,000です。しかも2台持っていたら両方の分を払わないといけないとのこと。なんかあまりにもケチ臭くて悲しくなってきました・・・(爆)
くどいようですが、この王宮、ぜんぜんたいしたことありません。行く価値無しとは言いませんが、期待しないように。で、次に行ったところがもっとひどく、開いた口が塞がらないほど・・・(爆)
その名も"Paku Alam Palace"。もちろんここが何者なのかも知らなかったが、地図に載ってたので寄ってみることに。そしたら、そこはどうも歴史博物館らしいんだけど、改修中らしいです。でも、だからといって閉館しているわけではなく、入れてくれるらしい。
で、初めに「寄付について」みたいなことが書かれた紙を読まされ、ゲストブックに記帳。さっきのところがRp7,500だったからとりあえずRp5,000払ったら、特に何も言われませんでした。そのあと、鍵がかかっている部屋を開けてくれ、そのおっちゃんと一緒に中に入る。
その中にはジャカルタの歴史博物館で見たような、貴重なんだからよくわからないものが無造作に飾られている。しかも部屋はたった二部屋分、英語での説明書きがないものがほとんど。
感想はただ単に「なんじゃ、ここは?」って感じでした。(爆)
あまりにもすぐに退出するのも気が引けたので(変なところで気弱)、10分ぐらい適当に見学する。で、"Thank you"と言って、そそくさとタクシーが待っている場所に戻る。
いや、ゲストブックを見たときからおかしいと思ったんだよな。だって、一日で1~2人見学者があればいい方、日付が飛んでいた日(つまり誰も来ない日)もぱらぱらあったし。でも、別に何か損したわけでもなく、いい経験にもなったから良しとするか!?
もう、市内は結構ということで、プランバナンに向かってもらうことに。泊まっていたホテルを過ぎ、空港を過ぎたところから15分ぐらいで到着です。昨日のボロブドゥールに較べたらかなり近いでしょう。
そこでも、入場料US$7とられました。もちろん、外国人観光客からだけです。まぁ、そればっかりは粘ってもどうしょうも無いので、とっとと払って中に入る。それにしても、暑い!!
さっきの市内観光の時からそうだったんだけど、暑いんだよねぇ。よってちょっと歩いただけで、すぐにだるくなります・・・でもここは広い敷地に"デーン"と幾つもの石塔が立っているのが売り物なので、歩いてそこまで行き、中に入らないと来た意味がありません。その石搭じたいはでかいから入場してすぐのところから見ることはできるんですけどね。
途中、ミネラルウォーターを買い(Rp3,000)、ひたすら歩く。といっても10分も歩きませんが。すると今度は片言の日本語を話す兄ちゃんが寄ってきます。うそかほんとか知りませんが、大学で日本語を勉強しているんだとか。でも、英語の方がやっぱりいいらしく、途中からは英語に。
で、「プランバナンの歴史について説明してあげる」とのこと。それはありがたいんだけど、「Is it free?」と聞くと、「depend on you」だって。俺は「フリーだったらお願いするよ」というと、タバコを取り出し「ライター持っているか?」だって。もちろん、「I don't smoke.」というと、そそくさとどこかへ行ってしまいました。ちゃんちゃん。
石塔、確かにすごいです。でも、それ以上に暑いです・・・
ほぼ同じ時代、それほど離れていない位置に、仏教のボロブドゥール寺院と、ヒンズー教のプランバナン寺院が作られたということには驚きです。
ボロブドゥールといい、プランバナンといい、9世紀なんて昔にすごいものを建てたにもかかわらず、その後の発展が遅れてしまったのはなぜなのでしょう?
「昔はすごかったんだろう」っていうところ、世界中にはたくさんあるよね~
15時のフライトだったので、14時にはジョグジャカルタの空港に到着。今日のタクシー代はRp30,000/1時間ということだったので、Rp120,000払いました。昨日はRp135,000払ったので二日間でトータルRp255,000(約3,700円)。もちろん、4時間+4時間貸しきってこの価格です!
空港で初めに言われた値段はRp500,000、値切ってやっとRp400,000だったのに。まぁ、「知らないと損をする」という典型的な例ですな。
ちなみに、ジャカルタ空港に着いた際に、タクシーを拾うとしたら、 (1) 一人目(多分シロタク) → Rp150,000 → 断る
(2) 二人目(ちゃんとしたタクシー) → またもやRp150,000と言われる → メーターを使うように交渉 → 納得し動き出すがメーターをONにしない → 文句を言う → わざとインドネシア語でなんか言ってきたので、タクシーを降りる → 運転手切れる → 無視して違うタクシーに乗る
(3) 三人目(ちゃんとしたタクシー) → メーターを使うように交渉 → 納得し動き出す → ちゃんとメーターも動かす → しかし、超乱暴な運転でまいる(高速道路で路肩からガンガン抜いていく) → 急いでないから安全運転でとお願いする → わかったわかったと言って、相変わらず路肩から100Km/h以上で抜いていく → 生きた心地がしない → なんとかアパートに到着 → メーター(約Rp60,000)+ 高速代(Rp7,000)+ エアポートTAX?(約Rp10,000)というのでRp80,000(約1,160円)を渡す。
ここでも倍額ぐらいでふっかけられてます。これ、インドネシアの常識。知らない人が損をします。知っていても避けられない場合もありますが・・・
|
|
|